安室奈美恵、最終公演、行ってきた。今思う事③〜Liveの楽しみ方〜




主題『Liveの楽しみ方。熱烈なファンとにわかファン論争に思うこと⑵ 』



いつからだろう。


コンサートのこと、ライブって言うようになったの。


「ライブ」って言うのに何か抵抗がある30代昭和生まれの男。







突然ですが、


『ミスチル、解散!時代の全てが詰まったラストツアーのチケットあるよ?』
『サザン、解散!至極の名曲ばかりのラストツアーのチケットあるよ?行く?』


仮定の話です。ファンの方すいません。


こう誘われたら、どうしますか?





「最初で最後だから行っとくか」



ってなりますね、はい。






『おいおい、前回の記事【当選と落選。それは感謝と申し訳なさ。熱烈なファンとにわかファン論争に思うこと⑴ 】と立場逆転してるやん!行くんかいっ!!!」


と突っ込まれそうですが、


でもこれってこの時代に生きてきた人なら、そうなりますよね?



結局安室奈美恵という存在も世間的にはこのレベルなんだと思います。




時代を築いたスーパースター。


もう熱烈なファンだからとかにわかとか関係ないレベル。


みんなのもの。





で、仮にサザンのコンサート、いやLiveに私が行くとしよう。


サザンは当然好きだし、知ってる曲も数知れず。
その曲その曲を聞くたびに、その時代その時代がプレイバックする。


目を閉じて、私の青春を走馬灯のように思い出す。



まるで仕事帰りに我が家でソファに寛ぎながら、照明を落とし、ブランデー、いや烏龍茶を片手にいろんな想いに浸りたい。






が、ここはサザンのコンサート会場、いや、ライブ会場。


全員が総立ちで大合唱。



・・・サビしか分からないっす。
・・・合いの手入れるタイミング、分からないっす。
・・・座ってしっぽりと聴きたいんですが。
・・・よく分からないけど、とりあえず立って、なんかそれっぽく拍手してればニワカって思われないかな。






安室ちゃんの熱烈なファンの方々でたまにいるんです。


「曲の合間に座ってスマホいじってるのありえない」
とか
「ダンサー紹介してる最中、休憩すんなよ」
とか
「周りが奈美恵コールしないから盛り上がらなかった」
とか。
(あと、醜いバルーンの取り合いとかやめてね。
1人で5個も6個も取ってる人何なの?周りに譲れよ、バカ。)



前にもお伝えした通り、私には安室奈美恵以外に情熱を燃やすものがないから、
当然他のアーティストのコンサート、いやLiveに行ったことはない。(←もうしつこい)


だから他のアーティストの盛り上がり方やノリや、そもそも歌詞ほとんど知らないや、
みたいになるんですよね。


だから熱烈なファンの、そういう押し付けというか空気読めよみたいなのって、
なんか違うと思うんだよね。




『Liveって、楽しみ方は個人個人もっと自由でいいと思うんですよね』




そりゃみんなで盛り上がった方が楽しいし、アーティストにとってもテンション上がるだろうけど、
いろんな人間がいていいし、多様性を尊重すべきだと思う。


にわかの人たちも自然と楽しめるような空気感を出してあげるのも熱烈なファンの役割だと思う。


イベントを運営する側も、例えば着席ゾーンみたいなスペースがあれば、
そういう聴き方をしたい人や、身体が不自由な方でも自分なりにライブを楽しめると思うんだよね。




今回も私の前の席の40〜50代の夫婦が、キャンユーを座って聴いていたし、
それはそれでいいと思うんですよね。


静かに目を閉じて、自分たちの結婚式で流したキャンユーを思い出しながら涙を流し感傷に浸っていたかも知れないし。


みんなその曲に対する思いや感じ方は違うわけだ。






大事なのは


How do you feel now ?


でしょ?






・・・と言いながら、サザンのライブでは立って必死に手拍子をしちゃうんだろうけどね。






④に続く。