安室奈美恵、最終公演、行ってきた。今思う事⑤〜開場と開演①〜





少し気分を盛り上げるために、お酒を少々含ませてから会場に向かった。




電車で安室コスの方を見かけるたびに、気分は高揚していった。



本当に始まるんだ。


本当に終わっちゃうんだ・・・



水道橋駅を降りるとそこはもう坂本のユニだらけ、ではなく古今アムラーたちばかり。



同じ女性を愛する者しかいない。



その熱量は人それぞれだけど、きっと想いは一緒。



前日のセミファイナルの情報から、会場はごった返す事は想像できた。



showtimeの衣装の方とH&Mの衣装の方が比較的多かったように記憶している。



まあでもほとんどは白または黒のツアーTシャツがほとんど。



私服も2割くらいの方はいたかな。



時間がない中、現地販売グッズを掻っさらい、いざゲートへ。



二階席に行くための階段の手前からすでに行列。
(FS枠で当たったにも関わらず、二階席(+o+))


その横ではピンクの大きな看板。



あの安室ちゃん5人衆のヤツ。



そちらにも人が群がってスマホで写真を撮っていた。



あの入念な(独特な)本人確認はなかなかの緊張感。



あれ、絶対本人じゃないと無理なやつじゃん。



構内の男子トイレは案の定女子トイレへと変貌を遂げ、



女尊男卑の世界をたっぷりと味わう。



そんな女子トイレは超長蛇の列。



中で何やってんの?男はいつも思うお決まりの光景。



これ最後尾、開演に間に合うの??



そんな光景を横目に席を探す。



着席後、一呼吸おいて、いざ戦闘モード。







やはりファイナル。



異様な空気感。



みんな高ぶる気持ちを抑えているんだけど、抑えきれない。



そりゃそうだ。ファイナルだもん。全てを出し切る覚悟。



今までのライブでは感じない殺気に似たような空気。



闘牛場の柵が上がるのを待つ闘牛のよう。





でもね、やっぱりというか、初めて安室ちゃんのライブ来た方が多かったんじゃないかな。中毒性は低かったように感じた。ドームだからかな?奈美恵コールは少なめ。
そんだけ、中毒者たちの中で、当選できなかった人たちが多かったんだろうなと思うと胸が痛い。



またたくさんの安室中毒者たちと一体になれる、ホールサイズでのライブ見に行きたいな。


もう行けないんだよな。。。
 


こんなことを考えていたら、
予定時刻の18時を過ぎた。



まだ始まる気配がない。



アリーナでは係りの人に案内されながらゆっくり会場入りする客。


「さっさと歩け、お前の着席を待ってるのかもしれないんだぞ」



会場内では安室ちゃんのBGMが流れてる。


ここでもう曲を流しちゃうんだ、しかも今日歌うやつ。


と思いながらも口ずさんでしまう。





この時、会場が1つになった。





TRY MEが流れた時、みんな一斉に歌い出した。



やっぱり心は1つだったんだ。もう泣きそうな自分がいる。



お前らもみんな、待ってたんだよな、この時を。



25年分✖️50,000人の想いが1つになる時が来た。



みんな、待っている。あの歌姫を。





You are my Hero, namie






⑥に続く。

安室奈美恵、最終公演、行ってきた。今思う事④〜安室奈美恵の魅力とは①ベストソング〜





主題『安室奈美恵の魅力とは①ベストソング』




勘の良い方はもうお気づきだとは思いますが、


いつライブレポ書くんだよ。



はい、それ正解。



このブログまだ長いです。



永遠に続く道 遠く果てしなく。







職場の同僚との呑み会の席でのこと。


「安室ちゃんの曲の中で、1番好きな曲は何なの?」



周りに安室奈美恵好きがいたら、こう質問してあげてください。



「え〜1番?迷っちゃうなあ (´∀`) GIRL TALKかなあ、Strangerもカッコいいしなあ、TSUKIもいいんだよなあ、やっぱNEVER ENDかなあ。20曲くらいあるからなあ、選べないなあ(≧∇≦)」



こうなります。




これに関しては、ファンの間でも、ある種その人の趣味趣向があるので、
人それぞれだと思いますが、


では
「私を安室ちゃん好きにさせるなら、どの曲がオススメ?」


こう質問を変えてみてください。





安室ちゃんの数々の名曲の中で、もっともポピュラーで万人ウケする曲を選んでくれます。








「Baby Don't Cry」








はい、これがメンタリストです。笑




まあ、この曲にたどり着く可能性は高いと思います。







キャンユーやヒーローはもはや殿堂入り。そんな曲くらい知ってるワイ。


もはや野球界の大谷翔平とダルビッシュ。



違うんです。


筒香やギータ、菊地あたりを答えるのがここでは正解。




それがベビドン。Baby Don't Cry




決して山川穂高や吉田正尚の名前を出して通(ツウ)ぶってはいけない。




こう答えたのですが、正直、男の私は実はそこまで強く惹かれる曲ではない。




しかし圧倒的に(もう一度言う、圧倒的に)この曲で安室奈美恵を好きになった、この曲で救われた、って女性は非常に多い。



これは、もう紛れも無い事実。



感情移入しやすく、泣ける曲なのに元気にもなれる。


それでいてライブでは一体感が生まれる曲ということもあり、


大衆受けするが、コアなファンの間でも人気は高い。噛めば噛むほど味のするガム。


殿堂入り2~3歩手前の曲。


安室ちゃん自身も気に入ってるのだろう。


ライブ出現頻度の高い曲。


ちょっと飽きられそうなくらいに。笑





曲のキャッチコピーは「前に進み続ける人への応援歌」


安室奈美恵の曲にはこの手の曲が実にたくさん存在するが、


安室自身、ある種迷走時期を経ての安室伝説第3章の幕開けのような曲である。



彼女自身もこの曲に励まされたんじゃないかな。



ファンは彼女の歴史を知ってるだけに、彼女自身がようやく前向きになれたんだ、



〜雲間に覗く陽射しを信じて 心配事なんて全部取り除くから これでもう大丈夫〜



自分を励ましてくれた安室ちゃんを、逆に応援していきたくなる曲、だったりするのです。







失恋や大きな挫折を味ってどん底に落とされている女性が、



「散々でも」という歌詞に共感し、まさに自分自身を曲に投影させる。



「愛が消えそうでも」わずかな希望にすがる自分の背中を押してくれている



「その足で踏みだして」前に進もうよ!



「Baby Don't Cry」もう泣かないで、私がそばにいるから。



「愛を無くしても」もう大丈夫、もう大丈夫。




こうやって前向きになれた女性は多いはず。


曲のテンポや曲調もずっと安室ちゃんがそばにいてくれて、後半はどこか清々しく晴れやかな気分にさせてくれる。



うん、間違いない。



安室奈美恵を紹介するならこの曲、


Baby don't Cry








ん〜俺のオススメは茂木なんだけどなあ。





⑤に続く。

安室奈美恵、最終公演、行ってきた。今思う事③〜Liveの楽しみ方〜




主題『Liveの楽しみ方。熱烈なファンとにわかファン論争に思うこと⑵ 』



いつからだろう。


コンサートのこと、ライブって言うようになったの。


「ライブ」って言うのに何か抵抗がある30代昭和生まれの男。







突然ですが、


『ミスチル、解散!時代の全てが詰まったラストツアーのチケットあるよ?』
『サザン、解散!至極の名曲ばかりのラストツアーのチケットあるよ?行く?』


仮定の話です。ファンの方すいません。


こう誘われたら、どうしますか?





「最初で最後だから行っとくか」



ってなりますね、はい。






『おいおい、前回の記事【当選と落選。それは感謝と申し訳なさ。熱烈なファンとにわかファン論争に思うこと⑴ 】と立場逆転してるやん!行くんかいっ!!!」


と突っ込まれそうですが、


でもこれってこの時代に生きてきた人なら、そうなりますよね?



結局安室奈美恵という存在も世間的にはこのレベルなんだと思います。




時代を築いたスーパースター。


もう熱烈なファンだからとかにわかとか関係ないレベル。


みんなのもの。





で、仮にサザンのコンサート、いやLiveに私が行くとしよう。


サザンは当然好きだし、知ってる曲も数知れず。
その曲その曲を聞くたびに、その時代その時代がプレイバックする。


目を閉じて、私の青春を走馬灯のように思い出す。



まるで仕事帰りに我が家でソファに寛ぎながら、照明を落とし、ブランデー、いや烏龍茶を片手にいろんな想いに浸りたい。






が、ここはサザンのコンサート会場、いや、ライブ会場。


全員が総立ちで大合唱。



・・・サビしか分からないっす。
・・・合いの手入れるタイミング、分からないっす。
・・・座ってしっぽりと聴きたいんですが。
・・・よく分からないけど、とりあえず立って、なんかそれっぽく拍手してればニワカって思われないかな。






安室ちゃんの熱烈なファンの方々でたまにいるんです。


「曲の合間に座ってスマホいじってるのありえない」
とか
「ダンサー紹介してる最中、休憩すんなよ」
とか
「周りが奈美恵コールしないから盛り上がらなかった」
とか。
(あと、醜いバルーンの取り合いとかやめてね。
1人で5個も6個も取ってる人何なの?周りに譲れよ、バカ。)



前にもお伝えした通り、私には安室奈美恵以外に情熱を燃やすものがないから、
当然他のアーティストのコンサート、いやLiveに行ったことはない。(←もうしつこい)


だから他のアーティストの盛り上がり方やノリや、そもそも歌詞ほとんど知らないや、
みたいになるんですよね。


だから熱烈なファンの、そういう押し付けというか空気読めよみたいなのって、
なんか違うと思うんだよね。




『Liveって、楽しみ方は個人個人もっと自由でいいと思うんですよね』




そりゃみんなで盛り上がった方が楽しいし、アーティストにとってもテンション上がるだろうけど、
いろんな人間がいていいし、多様性を尊重すべきだと思う。


にわかの人たちも自然と楽しめるような空気感を出してあげるのも熱烈なファンの役割だと思う。


イベントを運営する側も、例えば着席ゾーンみたいなスペースがあれば、
そういう聴き方をしたい人や、身体が不自由な方でも自分なりにライブを楽しめると思うんだよね。




今回も私の前の席の40〜50代の夫婦が、キャンユーを座って聴いていたし、
それはそれでいいと思うんですよね。


静かに目を閉じて、自分たちの結婚式で流したキャンユーを思い出しながら涙を流し感傷に浸っていたかも知れないし。


みんなその曲に対する思いや感じ方は違うわけだ。






大事なのは


How do you feel now ?


でしょ?






・・・と言いながら、サザンのライブでは立って必死に手拍子をしちゃうんだろうけどね。






④に続く。